犬が泣いていました。



こんばんは。


先日、ジョギングがてら自宅から4キロ程離れた場所にある『犬・猫保護管理センター』というところへ行ってみました。

何ヶ月か前にもここの事をblogに書いた事があります。


それ以前にもその存在は知っていたのでちょくちょく様子見をしてましたが人はおろか犬猫の気配すらしませんでした。


なので内心はこの施設は稼働していないのでは?と安心してました。


しかし気になるのは保護センター?に似つかわない大きな焼却炉と太い煙突。そして煙突には真新しい?ススがこびりついてました。


それを見るだけでここで行われてる事を想像できます。



森の中にあるこの施設。この日も急な坂道を駆け上がっていくとカーブを曲がったすぐ先に見えてきました。ただ物々しい施設ではあるけど過去一度も犬猫の声を聞いた事がないのでまたそのつもりで前を通り過ぎようとしました。 ところがこの日ばかりは違いました。


施設の中からは複数の犬なのか何なのかもわからないような声が響き渡ってきます。


とっさにジョギングの脚を止めて聞こえてくる声を聞いていました。


ワンワンでもなくウォーンウォーンでもなく。


人の悲鳴にも似たその声。こんなに悲しい犬の泣き声を聞いた事がありません。

窓を塞がれておそらくは光りすら入らない暗くて狭い室内で折り重なるように響き渡る悲しい泣き声。

動物の本能で自分の行く末を感じてるのか絶望に満ちても!それでも何か自分が生きた証を遺したいともがいているのか?


人の身勝手でここへ連れてこられた犬達。 始めは家族のみんなに可愛がられて、一緒に散歩したり遊んだり。でも今は名前も呼んでもらえない。 楽しかった時の事を思うからこそ泣く声は悲しくなる。殺されるまでの数日の間に寝る事は出来るのだろうか?せめて夢の中だけでも楽しかった頃の事を思い出してほしい。


犬にも猫にも心がある。


そんな犬猫を捨てた悪魔のような人間はきっと自分の行為を身勝手な理由で正当化して自分の犯した罪を罪とも思ってないだろう。そして何食わぬ顔をして自分ばかり着飾って普通に日々を過ごしている。捨てられた犬達は捨てた人間をそれでもご主人様(親)と信じている。最後のその瞬間までご主人様が助けに来てくれると思ってる。


一度は心を通わせた犬猫は我が子も同然。 そんな我が子が冷たい金属やコンクリートの部屋で二酸化炭素で窒息死させられる。安楽死なんかじゃなくて散々苦しんで死んで逝くんだ。死の瞬間に失禁し互いの尿にまみれながらただゴミの様に。


職員の方々には本当に頭が上がりません。


そして嫌な事は人任せな悪魔の様な人間が許せない。



こういった施設もこんな淋しい森の中じゃなくて駅前の繁華街のど真ん中にでも作りゃあいい。たくさんの人の目に止まるように。




(画像は以前使用したものです)