ミュウとのお別れ。

(画像は元気な頃のミュウ)


こんばんは。


わたくし事でご報告する事でもないと思うのですが。


今朝7時50分頃、飼い猫のミュウが亡くなりました。17才でした。


ここから先はミュウの最後を綴りますので無理しては読まないようにお願いします。





老猫のミュウはここ最近極端に元気を無くしてました。


先週の9日か10日くらいに寒波が入った辺りからです。


そのまえから日に日に体力が弱まっていましたが10日を境目に一切食べる事が無くなりました。


その頃、近所で葬式ができて自分も班長の立場故に気付いていながら忙しくそんなミュウの世話もおろそかになっていました。


やっと病院へ行くもどこも悪く無く歳のせいとのこと。
老衰を意味していました。


寝たきりになったらもって一週間。


そしてちょうど一週間目の今日の朝にミュウは旅立ちました。



餌を口にしなくなってた14日の日はまだ時折こたつから這い出して来てはたたずんでいました。


いつもの水飲み場をじっと見つめて私に水をねだりますが、そこまで運んでやってやっと水を飲み始めます。 しかし既に胃は受け付けないのか飲み過ぎると吐いてしまいました。

その日に私が風呂に入っているといつものように私についてきたんだと思います。ふらふらする身体で風呂まで来て水をねだりました。



15日になるとこたつの中で移動するのもやっとでした。水も自分では飲めなくなってました。スポイトで飲ませようとしても嫌がり飲ませる事が出来ませんでした。無理に飲ませようとしたらか細い声で鳴きました。いつぶりに聞いたミュウの声だろうか?


ミュウの声を聞いたのは後先これが最後となりました。


16日になるとほとんど起き上がれず、それでも時々は頭を上げて何かを訴えているようでした。先日までミュウが私に意志表示してたのは水!

だからまた嫌がるけどスポイトで水を与えました。少し顔を背けますが抵抗する力も無かったと思います。


長い牙の後ろに隙間があるのでそこからスポイトで一滴二滴と垂らすと舌をぴちゃぴちゃとした後にゴックンと飲み干しました。これも飲ませ過ぎるとやはり吐いてしまう、なので時間をかけてゆっくりと飲ませました。


身体を完全に私に委ねたミュウの重みと温もりと匂いがどこと無くこれから訪れる別れが絵空事のように感じました。


ミュウは確かにここにいるんです。息をし呼べば尻尾を振りました。



17日の今日の朝。こたつの中のミュウは夕べから一切動いた形跡はなく、ただ呼吸だけを静かに繰り返しています。


朝の6時30分頃に抱き上げて私の胸の中で寝かせていました。

カラカラに渇いた口があまりに不憫だったので時間をかけてゆっくりスポイトで水を与えました。もう瞳孔も開き手足も硬直させていましたが水を垂らすとまた舌をぴちゃぴちゃとしゴックンと飲むんです。

優しい表情で私を見てるようでもしかしたらまた元気になるのかな?との思いで水を与え過ぎました。


7時50分頃ミュウは激しく身体をのけ反らせ私の胸に嘔吐し、その後数回身体を痙攣させて静かに息をひきとりました。

最後は眠るように深く呼吸をしてました。


いままで見たことがないくらい安らかな寝顔です。



この一週間、私はミュウとこたつで寝てました。夜中でも水を求められれば与えてあげた。


仕事で仕方なく離れる時も一時とてミュウの事が頭から離れない!会社を抜け出して自宅に戻ってまた水を与える。



でも心のどっかで早く!早く!楽になってほしいと願う気持ちも。


よかった事はミュウを看とれたこと。


最後の最後で苦しめてしまった事はこの後も後悔すると思います。


日曜日にミュウの葬儀をします。


居るはずのないミュウの姿をまだ部屋の片隅に追ってしまいます。


17年の長い月日を共に過ごしたミュウとの別れは本当に辛い。


気持ちが押し潰されてます。


何もする気がしません。気力がわきません。


涙もかれました。



でもまたいつもの自分に戻れるように努力いたします。


これまでblogを通じてミュウを見てくださった方々様!



ありがとうございました。