やまけふこえて・・・・ゑひもせず。
本日、日曜日の午前11時からミュウの葬儀を執り行いました。雪がちらつくなかではありましたが、儀式は無事滞りなく終えることが出来ました。
たくさんの方々より当blog、またはメールにて寄せられたありがたいお言葉と共にミュウは天に召されました。
本来であればお一人お一人に御返事を返したいところではありますが何とぞ心中お察しのほどよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
画像1はミュウがまだ一歳と数カ月頃の写真で、画像2は去年の夏頃です。
そして今はこんなに小さな骨壷の中に納まってしまいました。
自分が結婚してからのほとんどの場面でミュウは既に存在していました。
悩み、苦しむときも、楽しく幸せな時も、いつもミュウは私たちの傍らに寄り添っていてくれました。
まったく病気もせず、健康で私たちの手を一切煩わす事がありませんでした。
楽しい思い出がたくさんあるはずなのに今思い出すことはミュウに辛く当たったり、邪険に扱ったりしたことばかりで。
こんな日が来ることが分かっていたのならもっと優しくしてやればよかったと今は後悔しています。
ミュウが死んでからのこの数日間、皆様より頂いたコメントやメールをまるで貪るようになんどもなんども読み返しておりました。
私の心の寄り処となったばかりでなくミュウもさぞかし嬉しかったと思います。
あらためて。
本当にありがとうございました。
火葬する前に最後のお別れをしました。
ミュウの身体は氷の様に冷たくて。
そして石の様に硬く。
それでも撫でてあげると毛並みの感触は在りし日のままとなんら変わりません。
おでこの辺りを撫でてあげるとまるでのどを鳴らしているかの様な優しい寝顔でした。
なんどもミュウの名前を呼びました。
『ミュウッ、ミュウッ』って。
でももうあの長い尻尾を振って応えてくれる事はありません。
炉へ入れられて約1時間。私はずっと煙突を眺めていました。
最初に昇った灰色の煙りが山間の木々の間をすりぬけていき、それがまるでまた自由になれたミュウの魂が野山を嬉しそうに駆け回るかの様に見えました。
骨になったミュウはびっくりするくらい小さくて拾い終わるまで5分も掛かりません。
流れる涙はすべて骨の上に落ちました。
最後にカミさんと二人でミュウの頭の骨を掴み骨壷へ入れました。
まだまだ悲しみは癒えません。
でも同じ経験をした方々の様に時間がそれを癒してくれると信じてます。
だから無理に悲しみは遠ざけません。悲しんで悲しんで泣いて泣いて。
その日の涙を使いきってしまったら。
そしたらまた明日泣けばいい。
blogを通じて多くの方々にミュウを愛して頂き、本当にありがとうございました。
帰りに偶然とは思いますが、17年前にミュウを連れてきたお宅の前とその道筋を走りました。
もしかしたらミュウは自分の親、兄弟に挨拶したかったのかな?そう思いました。