小刀の使い方。
先日、イベントでお客さんともの作りの話しの流れからこんな事を頼まれました

うちの子供に小刀の使い方を教えて欲しいと。
自分は今や!小刀など一つの商売道具!
使い方なんておちゃのこさいさいさー

〜しかし思いました。
今その2〜3分で教えられる事ってせいぜい刃の先に指を置くな!とか刃を自分に向けるな!程度の基本的な事。
でも小刀を使って何かを造形しているとありとあらゆる方向で小刀を使うし、刃ぼこれしない使い方も!切れ味が落ちた小刀の磨ぎ方やなんかも入れるとかなり奥が深い(-。-;)
で、考えてみれば自分も子供の頃に教わった刃物の使い方なんてやっぱり基本的な事だけ!
で、どうしたか?って言うとやっぱり散々指を切りました

それでもそんな経験を持って刃物の危険さや便利さを身を持って学びました。
子供に時間をかけて基本的な事を理屈で教えても実際怪我をしてしまいます。
残念ながら刃物の使い方は指を切らずしては覚えられないとさえ!思います。
んで、今の世の中って子供たちから知りうる範囲?で危険?な事は削除されてる?
本来体で覚えるような事も理屈で教えるだけ?
そしてなんでもかんでもライセンスや資格が必要で逆にいえばライセンスや資格があればたいして経験が無くてもやらせてもらえる!
イベントでたくさんの子供たちと接してるととにかく子供たちの多方面に及ぶ知識の豊かさにはたまげます。
でも誰ひとりとやじろべえの原理に基づく工作も出来ないし、ボンドで接着して物を組み立てる事も出来ない。
全部が全部とは言わないけど違和感を感じるんだな〜(´Д`;)
もぅこんなローテクは必要無いのかな?
時代錯誤かね〜

昔から培われて来た人として!日本人としての何か?がこんなところに集約してる気がするんですが(^^ゞ
痛みを知らないから簡単に人を傷付ける!?なんて言われないようにしたいです。
心も体も〜ですよf^_^;
2011年08月30日18:47
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