お客さんとの話しの中で。
こんばんは

昨日は東京の客先へ出張でした。
その時の状況や感じた事など織り交ぜた日記です。
で、長いです

興味がある方はどうぞ

出張!本当は風評による差別が若干不安でした。
もしかしたら持って行った手土産も食べずに捨てられるかも

それでもお客さんは理科の教材屋さんだから、まさに放射能に関しては知識もあるし実際!教材としての放射性物質も扱ってます。
そんな会社だからよくもわるくも適切な理解を示すだろうとは思いました。
仕事の打ち合わせも終わり雑談に入ると、やはり話題はこの震災!
それとお客さんも仲間たちとグループを立ち上げボランティア活動を計画したなど。
筑波だったかな?そこにある避難所にはもう手が間に合ってると断られたり

私も分かる限り!感じる限り!の事を話しました。
津波で破壊された街の事も。見えない放射線に脅える事も。先が見えない不安にうちひしがれる避難所の方々の事も。漁業、農業、酪農、観光と・・・・
それは近くに住む私でさへもメディアを通じて見聞きした情報だと。
それでも実感があるのか?本当に真剣に話しを聞いてくれました。
3月11日のあの時間がくるまではそこにあった全てのものがあたかも消え去った?かのような(´Д`;)
家も家族も失った人が『どれ、みどげよ!必ずふぐしまとりもどしてみせっがんなッ』
と、顔を真っ赤にし叫ぶ言葉はやり場のない怒りでした。
もし地震だけならとか、津波だけならとかだったら、、、、、、。
そこに原発問題が重なってしまったら気合いとか根性でどうにかなる話しでも無くて。
家はあるのに帰れない。
ある意味これは無情かなと

雑談中に気になった事があったんですが。
ある話しに及んだ時にアシスタントの女性が涙を流していました。
それは原発から20〜30キロ圏内の取り残された家畜やペットの話しです。
その頭数は途方もないらしいですが、推測では66万頭だとか?
ある酪農家さんが一時帰宅の際に声を震わせながら『牛舎を見る事が出来ない』と言ってた話しをしました。そんな話しをしたもんだから

彼女は話しもしてくれました。
完璧ではないにしろ人は誰かが助けてくれるけど動物は無視されてる!?と。
無視かどうかは分からないけど優先される命ではないのは確かですよね

餌やりにボランティアが向かったところで66万頭に対して数十人?では何が出来ようか?
だいぶ早い段階で自分もこの取り残された動物の話しは知ってました。
自分もペットを飼うものとして心が痛みました。
たくさんペットフードを持って現地へ行きたいとも思ったが実際何も行動してないのだから何も言う権利はないですが

人を思う一方で動物たちを思う考えもあって良いですよね?
地震と津波だけなら直ぐにでも明るい笑顔がたくさんの自然豊かなこの福島県を取り戻せたはずッ!
ほんとうの空もあだたらの麓から仰ぎ見る事が出来るのだろうか?
この福島県を壊したのは地震でも津波でも無いッ。
紛れも無く私たち人間なんだ

※ 改めて、この震災と震災に関連した件でお亡くなりになられた多くの方々へ、ご冥福をお祈りいたします。
2011年04月23日18:33
│Comments(0)